ハーブを水挿しで増やす 種類別のコツと注意点 発根のやり方と難易度
ハーブを水挿しで発根させる方法は、ハーブの種類によって異なります。本記事では、ミント、ラベンダー、ローズマリー、オレガノなど、一般的なハーブごとに具体的なテクニックと注意点を解説します。これを読めば、初心者でも簡単にハーブを発根させ、家庭で育てることができるようになります。
ハーブによってはスーパーで購入したものからでも発根させてベランダやキッチンなどで栽培可能になりますよ。
ミントの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 元気で成長の良い部分を5~10cmに切り取ります。
水挿し方法: 切り口を斜めにして水に挿します。毎日水を交換し、清潔を保つのがポイントです。
管理のコツ: 明るい日陰で管理し、適度に光を当てることで発根が促進されます。
難易度: ★☆☆(低い)
ラベンダーの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 若い芽を8〜10cmほどで切り取り、下の葉を取り除きます。
水挿し方法: 発根促進剤を使用すると成功率が上がります。水に2〜3時間浸した後、土に植え替えると良いです。
管理のコツ: 春から初夏に行うのがベストで、日陰でもしっかり発根させることができます。
難易度: ★★☆(中程度)
ローズマリーの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 10〜15cmの長さに切り取り、下の葉を取り除きます。
水挿し方法: 水温を適切に保つことで、発根がスムーズになります。水温が低すぎないよう注意が必要です。
管理のコツ: 半日陰で管理し、土が乾かないよう注意しながら発根を待ちます。
難易度: ★★☆(中程度)
オレガノの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 健康な枝を5〜10cmに切り取ります。
水挿し方法: 清潔な水を毎日交換し、常に清潔を保つことが重要です。
管理のコツ: 明るい場所で管理し、乾燥しないように気をつけます。
難易度: ★☆☆(低い)
タイムの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 若くて健康な枝を5〜10cmに切り取り、下の葉を取り除きます。
水挿し方法: 切り口を斜めにカットし、水に挿します。毎日水を交換して清潔を保ちます。
管理のコツ: 明るい日陰で管理し、発根まで2〜3週間かかることがあります。
難易度: ★★☆(中程度)
バジルの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 5cm程度の茎を選び、下の葉を取り除きます。
水挿し方法: ペットボトルやガラス容器に水を入れ、茎を挿します。液体肥料を少量加えるとより良いです。
管理のコツ: 日光の当たる場所で管理し、水が減ったら適宜交換します。
難易度: ★☆☆(低い)
ディルの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 若い茎を選び、5〜10cmの長さで切り取ります。
水挿し方法: 水耕栽培キットを使用し、液体肥料を加えた水に茎を挿します。
管理のコツ: 十分な光が必要です。日光が足りない場合は人工照明を使用するのがおすすめです。
難易度: ★★☆(中程度)
ルッコラの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 通常は種から育てますが、スポンジを使用して水耕栽培することも可能です。
水挿し方法: 液体肥料を混ぜた水を使用し、スポンジで支えながら育てます。
管理のコツ: 室内で管理し、温度と水分に気をつけます。
難易度: ★☆☆(低い)
シソの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 若い茎を選び、5〜10cmの長さに切り取ります。
水挿し方法: 水に挿し、毎日水を交換します。下の葉を取り除いておくと発根がスムーズです。
管理のコツ: 明るい場所で管理し、発根まで2〜3週間かかることがあります。
難易度: ★★☆(中程度)
クレソンの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: スーパーで購入したクレソンの茎を使います。
水挿し方法: 水を入れた容器に茎を挿し、毎日水を交換します。液体肥料を時々加えると良いです。
管理のコツ: 水辺の植物なので、水耕栽培に適しており、発根しやすいです。
難易度: ★☆☆(低い)
イタリアンパセリの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 健康な茎を選び、下部の葉を取り除きます。
水挿し方法: 清潔な水に茎を挿し、毎日水を交換します。水が汚れると茎が腐る可能性があるため、清潔を保つことが重要です。
管理のコツ: 明るく風通しの良い場所に置き、根が十分に成長したら鉢や畑に植え替えます。
難易度: ★★☆(中程度)
タラゴンの水挿し発根コツ
挿し穂の選び方: 若くて健康な茎を5〜10cmの長さで切り取ります。
水挿し方法: 水に挿し、毎日水を交換します。発根促進剤を使用すると成功率が上がります。
管理のコツ: 明るい日陰で管理し、発根まで数週間かかることがあります。
難易度: ★★☆(中程度)
これらのハーブは、水挿しで発根させることで、家庭でも簡単に増やすことができます。ポイントは、清潔な水の管理と適切な環境での管理です。ぜひ挑戦して、ハーブの栽培を楽しんでください。
発根させるのにおすすめの液体肥料
水さしによって発根させるのは「水」でも構いませんが、発根を促進する液体肥料(液肥)を使うとその確率を高めることができますのでうまく利用するようにしてください。
粉末タイプの「ルートン」と液体タイプの「オキシベロン」を比較し、それぞれの特徴と使い勝手についてレビューします。
ルートン
- 効果: ルートンは粉末タイプの発根促進剤で、特に木質が硬い枝を使った挿し木に効果を発揮します。挿し木の切り口に直接塗布することで、発根を促進する働きがあります。
- 使いやすさ: 粉末状なので、使用前の準備が少なく、手軽に使える点が魅力です。硬い枝を扱う際に、ピンポイントで塗布できるのも利点です。ただし、風などで粉末が飛散しやすいため、注意が必要です。
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オキシベロン
- 効果: オキシベロンは液体タイプで、主成分はインドール酪酸です。この成分は、さまざまな植物の発根をサポートします。特に、水に薄めて使用することで、植物の種類や状態に合わせた適切な濃度で使用できるのが特徴です。
- 使いやすさ: 液体タイプなので、濃度の調整が可能で、多様な植物に対応できます。また、土壌や水耕栽培にも利用できるため、幅広いシーンで活躍します。ただし、濃度の調整が必要なため、初めて使用する際は少し手間がかかるかもしれません。
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