ドライハーブを使ったチンキの作り方と使い方、保存方法
- 2013年9月13日
- カテゴリー:コスメ・美容,ドライハーブ,ハーブの雑学,ハーブレシピ・料理・活用法
皆さんは「チンキ(ハーブチンキ)」をご存知ですか?
これは、ハーブの有効成分を抽出し、保存するために作る浸剤のことです。
チンキはアルコール度数の高いお酒を使うもので、一度作ってしまえば1年間も保存ができるんです。
また、このチンキはスキンケアやボディケア、また飲み薬のような使い方もできる優れもの!
ハーブは好きだけど、ハーブティーだけじゃなくて色々使ってみたい!という方はぜひ一度チンキを作ってみてくださいね!
チンキとは?
チンキは、ウォッカやホワイトリカーなど度数の高いお酒にハーブを浸して作る浸剤のことです。
お湯では抽出することができない成分も、度数の高いアルコールによって抽出することができるのです。
「チンキ」や「ティンクチャー」と呼ばれます。
海外ではお薬として処方されるほど、薬効が高い浸剤なんです。
チンキの作り方
まずは、チンキの作り方をご紹介していきますね。
【用意するもの】
・お好みのドライハーブ 60g
・ウォッカ(40度以上) 300ml
・遮光性のあるガラス容器(遮光瓶)
作る時は普通の瓶でもいいですが、長期保存を考えるのであれば遮光瓶がおすすめです。
「こちら」などで購入できます。
【ハーブチンキの作り方】
時間はかかりますが、作り方はいたってシンプルでとっても簡単です。
1:用意したドライハーブを遮光性のあるガラス容器に入れる
2:その中にウォッカを注ぐ蓋を閉めて容器を振り、しっかりハーブとウォッカを馴染ませる
3:日光が当たらない冷暗所で1ヶ月保管する
※保管している間は毎日容器を振って中身を混ぜること!
4:1ヶ月後、中身を濾したらチンキの完成♪
チンキの使い方
チンキは様々な用途で使うことが出来る浸剤です。
少量ずつ使うので、色々なものにたっぷり使うことが出来ますよ。
ぜひ気になったものを実践してみてくださいね。
化粧水として
美容効果の高いハーブのチンキは、化粧水にしてみてましょう。
チンキ5mlに対して、精製水30mlで薄めて使います。
保湿成分がなく、アルコールは皮膚の乾燥を招きやすいので、グリセリンなどをプラスすると良いでしょう。
ラベンダー、ジャーマンカモミール、ローズレッド、ローズヒップ、ヒースなどがおすすめ。
飲用として
チンキはお湯では抽出できない成分もしっかり抽出されているので、飲むことで体の内側にその成分を取り込むことができます。
お湯やお水、紅茶やジュースなどに1・2滴入れて飲んでください。
毎日続けることが健康の鍵!ですよ♪
入浴剤として
岩塩とラベンダーやローズなどのドライハーブを混ぜ、お好みでエッセンシャルオイルとチンキを滴下すると、入浴剤の完成です。
ドライハーブだけでは抽出されにくいお肌に良い成分が、チンキをプラスすることでしっかりとお湯に溶け出します。
うがい薬として
喉の炎症や口内炎などに効果のあるハーブのチンキを作れば、うがい薬として使うことも出来ます。
コップに水を入れ、チンキを1~3滴程度加えるだけで完成です。
風邪の引き始めや、口の炎症が気になるときにおすすめです。
保存方法と注意点
チンキは適切に扱えば1年~2年は保存することができます。日光によってハーブの有効成分が分解されるため、遮光性の高い瓶(遮光瓶)などに入れて冷暗所で保管します。
また、チンキ剤には高濃度アルコールとハーブ成分が含まれるため、お子様などの手との届かない場所で保管するというのも事故防止の観点から重要です。
チンキはアルコールが強いので、お子様や年配の方、アルコールが弱い方はお気をつけください。
飲む際は、アルコールを飛ばしてからでもOKですよ。
アルコールの飛ばし方としては、チンキ剤をカップ1/2ほどのお湯の中に加えて10分~15分ほど放置しましょう。こうすることで大半のアルコールは揮発します(ゼロではありません)
色々な使い方ができるチンキ。
ぜひ一度試してみてくださいね♪
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